土地を探していると、どうやってその土地の価格が決まっているのか疑問に思うことはありませんか?
なんとなく「都市部は高く、田舎は安い」というのは実感されたと思いますが、都市部の中でもちょっと場所がずれると急激に地価が高騰する、またちょっとずれると一気に地価が下がる、という価格の変動に疑問を感じた方も多いと思います。
「地価は一体どうやって決まっているのだろう?」と不思議に思いますよね。
ここではその疑問にお答えします。
仙台市の土地に限らず、ほかの地域の土地にも当てはまることなのでぜひ参考にしてみてください。
地価を決める基本の要素は以下3点です。
・公示価格:適正な取引をするための指標として国土交通省が毎年公表する価格
・基準価格:各都道府県が「都道府県基準地標準価格」として毎年判定する価格
・路線価:国税庁が毎年公表する路線に面する土地の価格
これらによって土地の価格は決まりますが、実際に売りに出されている土地は、公的機関の定める地価によって総合的に算出された価格に加え、以下のような要素も加味されています。
・土地の状態や特性:利便性、周辺環境、土地の形や高さ、災害リスクなど。
・売主の事情:早期売却を希望している、一定価格での売却を狙っている、など。
とくに買い手から読みづらいのが売主の事情です。
同エリアで似たような利便性、土地の形、大きさであっても、売主の希望によって価格は大きく異なります。
たとえば、「少しでも早く売りたい」と思っているなら、売主は価格を下げます。
中には相場よりも安めの土地もあります。
一方、「○○円は譲れない」と思っているなら、売主は決めた価格以下にはしないはずです。
このような売主の事情と、不動産業者が見る流通事情も加わり、最終的に買い主が目にする土地価格となります。
土地の価格を読むのは素人には非常に難しいものです。
損をしない土地購入を目指すなら、まずは自分自身に知識を付け、専門業者に相談しながら進めましょう。
仙台市内には、大手から地域密着までさまざまな不動産業者があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。